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第55章 プロポーズの甘い夜

彩香は、幸せだった。後は、

会社での自分の立ち位置の心配と

やはり、妬みそねみで嫌がらせが

加速するんじゃないかを心配していた。

籍を入れれば、専務の奥さんになるわけで、

苛める事はしにくいとも

思ったりするんだけど、

蓋を開けてみないと、

何とも言えないんだよなぁって思っていた。

いつもは、真は、まだまだ元気なのに

自分が意識を飛ばして終了するのが常で

真には、申し訳ないと思っていたんだけど、

今日は、婚約した事もあり、

興奮していたのか、何度も、絶頂して、

疲れてもいたけど、意識を飛ばす前に

真の方が先に寝ちゃいました。

先に寝られちゃうと、

真の幸せそうな寝顔を見ていたら

寝れなくなってしまい、

色々考えてしまって、

幸せな気持ちと、不安な気持ちが

交互に現れて、どうしたらいいか

わからなくなってきた。