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続おデブが愛されちゃダメですか?
第55章 プロポーズの甘い夜
それが、段々不安な気持ちの方が

大きくなってきて、

涙が止まらなくなってきた。

真を起こしてはいけないと

思ったから、口を手で押さえて

嗚咽を我慢しながら、

真に背を向け、声を圧し殺し泣いていた。

大きなベッドで、できるだけ離れて

泣いていたんだけど、

いつもピッタリ引っ付いて寝るのに

離れているのだから、

真は、直ぐに目を覚ましてしまい

彩香が、肩を振るわせ泣いている事に

気づいて、後ろから抱き締めてくれた。

「彩香?どうした?

俺、何かした?先に寝ちゃったから

寂しくさせたのかな?」

彩香は、びっくりしたけど

真の温かい体で、抱き締めてくれたから、

冷たくなっていた彩香の心が、

少しずつ温かさを

取り戻していくのがわかった。

「ごめんなさい・・・起こしたゃった・・・」
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