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第56章 記者会見

「ひゃっ」おもわず声が出てしまって、

急いで手で口を押さえた。

小声で「真、悪戯しないで！」

「ごめん。あんまり美味しそうだったからね」

「帰ってからって約束でしょ？」

真をキッと睨んだ。

「ハハハ、そうだった。」

彩香の耳元で「鎮まれ！俺の息子！」

彩香は、もう我慢の限界に達していた。

だんだん腹が立ってきて、

本気で真を睨み付けていた。

スッゴく怒っているのに、

真は、そんな彩香もエロ可愛いって

思っていて、お構いなしだった。

マンションについて、エレベーターに

乗り込んで、真がキスしようとした。

でも、彩香は、プイッと横を向いて

真にキスをさせなかった。

何故なら、エレベーターの中では、

防犯カメラで撮影されてるのに

濃厚なラブシーンを、

人目にさらすわけにはいかにい。

「怒るなよ。ごめん。キスさせてよ。」

「･････」

「彩香？」