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第61章 遼太の苦悩

遼太「えっ？デートでしょ？」

椿「ただ食事を一緒にしてるだけでしょ？」

遼太は、ガーーーーン！って感じで

しょんぼりしていた。

椿は、遼太のあまりの落胆ぶりに

どうしたらいいかわからなくなってきた。

遼太「やっとデートしてくれるんだと思って

嬉しかったんだけど、違ったんだ･･･?」

椿「･････どうして、そんなに私に拘るんですか？

あの日、出会ってから

遼太先生の、私に対する対応が

180度変わって、戸惑っています。」

遼太「あの日、初めて、椿華と言う女性を

ちゃんと見た気がした。」

ポツリポツリだが、真面目に話し出した。

「ずっと大好きだった幼馴染の事しか

見ていなかった。他の女性に興味が無かった。

幼馴染以外の女性は、

性欲処理としてしか、考えてなかった。」

軽蔑されるのを覚悟で話していた。