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続おデブが愛されちゃダメですか?
第32章 彩香、悲しみの中へ
遼太「あんたが悪いんじゃないだろ?

悪いのは、犯人だ。

俺は、彩香に何もしてやれない。

近づくこともできない。

よろしく頼む。彩香を守ってやってくれ。」

頭を下げて、

「帰るよ。」

要「送ろうか?」

遼太「いや、電車で帰れる。大丈夫です。

ありがとうございます。」

遼太は、肩を落とし、帰っていった。

真は、それから、言葉を発しなかった。

要の車に乗り、ボーッと外を見ながら

心は彩香のそばにあった。

彩香!彩香!彩香!彩香!彩香!

気持ちが届くように、心で名前を呼んだ。

要「真、おい!真!しっかりしろよ。

お前が倒れたら、彩香ちゃんが悲しむぞ」

真「俺は、大丈夫だ。彩香がいるから

頑張れるんだ。」

要は、彩香ちゃんがいなくなったら

こいつどうするんだよ?

考えただけで恐ろしいよ。なんて、思っていた。



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