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第34章 二人は愛の巣へ

「ありがとう。私、真と一緒にいたいよ。

ずっと、ず～っと一緒にいたい。

愛してる。真だけだよ。

私が、この先他の人を愛する事は無いって

断言できる。私が、愛する人は真ただ一人。」

「俺だって、彩香だけだよ。彩香しか愛さない。

彩香しか愛せない。彩香しか要らない。

俺に必要なのは彩香だけだよ。

愛してる。彩香だけを愛してる。」

「うん。うん。ありがとう。

分かったから、分かったから、

心配しないで！彩香は、真の側で生きていきます。」

「本当に？本当に？」

「うん。うん。うん。」

「そうか。良かったぁ～！

あっ！親父待ってたらどうしよう？

早く帰ろう。」

「そうだね。」

二人は、レジを済ませ、急いで帰った。

真と彩香が、マンションに戻ると、

受付エントランスのソファーに、

親父が座って待っていた。

「お前ら遅いよ。」