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第35章 さようなら真

山名「真くん、何があったんだ。

昨日の今日で、彩香ちゃんが、

『助けて！』って、朝早く圭子に

電話をかけてきた。

よほどの事だろ？」

真「私が、言った言葉で

傷つけてしまったみたいです。

何がなんだか？彩香は、真を愛してるんだろ？って

疑問系で聞いただけなんです。

そしたら泣き出して

彩香を信じてくれないの？って言うんですよ。」

『愛してるんだろ？』が、

心に引っ掛かったみたいです。

父と３人で話した時は、

『頑張る』って言ってくれてたんです。

私の側にいてくれると、

結婚の話とか、子供の話をしていたんです。

父が帰って、二人っきりになったから、

いつものようにイチャイチャしていて、

おっぱい触ったら、嫌がったんですよ。

どうして、嫌がったのか、分からないんですけど、

自分が嫌がったから、

信じてくれないの？って泣くんですよ。」