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続おデブが愛されちゃダメですか?
第35章 さようなら真
何て声をかけたらいいのか、

3人とも分からないでいた。

真のこんな、感情を剥き出しにして、

泣いてる姿を見たことがなかった。

聖夜は、彩香ちゃんが記憶を無くした時でさえ

これ程、落ち込んでいなかったのに、

彩香ちゃんの姿が見えない事が、

真に、これ程のダメージを与えているんだと

今更ながら、彩香ちゃんの存在の大きさを

まじまじと感じた。

真にとって彩香ちゃんは、

これ程大切なんだと思った。

その時、真のスマホが鳴った。

聖夜が、スマホをとった。

「親父さんだ!もしもし、聖夜です。」

「あれ!どうしたんだ?」

「今ちょっと、大変な事になっていて、」

真が、スマホを取り返した。

「親父、すまない。彩香が出ていった。」

「どう言うことだ!」大きな声で怒鳴った。
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