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第36章 真と彩香、別々の生活へ

彩香「それは、そうですけど･･･」

圭子「彩香ちゃんは、

あんなに素敵な男性に愛されてるのよ。

誰もが羨む男性に愛されてるのよ。

もっと自信を持ちなさい。

明日、真さん会いに来てくれるわ。

会って話してみなさい。

どこがあなたの居場所か

分かるんじゃないかな？」

彩香「会いたくありません。

来たら、帰ってもらって下さい。」

圭子「どうして？会いたいんでしょ？

愛してるんでしょ？どうして会わないの？」

彩香「･････会うと、判断が鈍ります。

もうこの話はおしまいにしましょ。

ココア冷めちゃってますね？

おじ様と遼太が待ってます。

行きましょ。」

圭子は、やれやれと思った。

この頑なな彩香の気持ちが

和らぐ日が来るのだろうか？

心配でならなかった。