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第36章 真と彩香、別々の生活へ

「そうですか。ご迷惑をお掛けして、

申し訳ありません。わたしが引き取る方が

本当は良いのでしょうけど、

彩香は、嫌がるでしょうし･･･」

「迷惑だなんて思ってないのよ。

彩香ちゃんが、主人と遼太に気を使って

ここから居なくならないか心配してるのよ。

目を離さないようにするのも限界があるから

どこに行っても、男の人はいるから、

ここでなれなさいって言うのは、

言ったんだけど、あの娘いがいと頑固でしょ？

自分が悪い。自分は汚れている。

ネガティブな思いで、心も頭の中も

いっぱいなのよね？可哀想で仕方ないのよ。」

「今から行きましょうか？」

「今日は、やめておきなさい。

明日も、会いたくないって言ってるのよ。

今日なら、絶対無理ね。

会ったら、あなたにすがり付いて

しまいそうで怖いんじゃないかしら？

真さんに、甘えてはいけないと思ってるから」