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第36章 真と彩香、別々の生活へ

「そうですか。分かりました。

明日まで、待ちます。会えなくても、

会いに行きます。根比べですよ。

俺、負けません。彩香を取り戻すまで、

どんなことをしても、彩香を取り戻します。」

「そうしてくれたら嬉しいわ。

彩香ちゃんには、真さんが必要なのよ。」

「俺に、彩香が必要なんです。

彩香がいないと生きていたって楽しくない。

俺の太陽ですから、明けない夜はない。

彩香という太陽が、俺の前に昇るまで

頑張ります。暫く、彩香をよろしくお願いします。」

「私達にとっても、大切な娘なんだから、

そんな水くさいこと言わなくて言いのよ。

真さんも、眠れないかも知れないけど

少しでも寝なさいね。

元気で頑張ってもらわないと、

彩香ちゃんが、心配するわよ。」

「はい。頑張ります。

では、明日昼から伺います。

おやすみなさい」

「おやすみなさい」

電話を切った。