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第37章 真に会いたい気持ちは募る･･･

遼介「そんなに酷いのか？」

圭子「彩香ちゃん、自分で分かっていて、

お布団被って、顔を隠していたのよ。」

遼介「可哀想だなぁ。どうしたら良いんだ。」

遼介は、ため息をついた。

そこに、こちらも元気の無い遼太が、

起きてきた。

「おはよう。」

「おはよう。」母は、挨拶だけして、

そそくさとどこかに行った。

「彩香、どうかしたのか？」

「泣いて、瞼が腫れてパンパンらしい。

冷たいおしぼり持っていったよ。」

「そんなにか？くそぉーーー！

どうして、俺じゃダメなんだよ！」

遼太は、拳を握りしめて、叫んだ！

「遼太、仕方がないよ。

彩香ちゃんは、真くんを愛してるんだから、

どうしようも無いだろ？

遼太には、酷な話だな？

お前が、彩香ちゃんに、

酷い仕打ちをしていなかったら

今頃結婚していたかも知れないけど、

お前が悪いんだから、しょうがない。

分かってるんだろ？」