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第37章 真に会いたい気持ちは募る･･･

遼太「そんなこと分かってるよ。

分かってるけど、小さい時から

ずっと好きだったんだ。

高校生の、多感な時期に友達に冷やかされて

言ってしまった事だ。俺が、悪いんだけど

昔の事だろ？」

「お前、その考え方はおかしいぞ？

友達のいないときに、謝れただろ？

何度もチャンスはあったはずだ。

なのに、お前は何もしなかった。

お前に、彩香ちゃんを愛する資格はない。

諦めろ。」

「分かってるよ。分かってるけど

忘れられないんだから、仕方ないだろ？」

「お前と彩香ちゃんが、結婚してくれたら

父さんも母さんも喜んださ。

でも、もう遅い。彩香ちゃんの幸せを

願ってやりなさい。」

遼太は、分かっているけど

自分の気持ちを、どうすることもできなくて

苛立っていた。