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第37章 真に会いたい気持ちは募る･･･

圭子「彩香ちゃん、冷やさないと

真さん心配するわよ。」

彩香「真には、会いません。

会いたくありません。

帰ってもらって下さい。」

圭子「彩香ちゃん、会いたくないの？

一晩中泣くほど会いたいんじゃないの？」

彩香「違う。違います。

会いたくて泣いていたんじゃありません。

会いたくありません。ううぅ～」

彩香は、泣きじゃくり、

「会いたくありません」と、

繰り返していた。

「彩香ちゃん、分かったから、分かったから

泣かなくていいのよ。真さん来たら、

帰ってもらうから、泣かないの」

「おば様、ありがとう。ごめんなさい。

迷惑かけて、ごめんなさい。」

「彩香ちゃん、おばさんね、

迷惑かけられてるって

思ったこと無いわよ。

彩香ちゃんの気持ちの整理が

ついてないのよね？

会うの怖いんでしょ？

まだまだ、時間がかかるのよ。」