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第37章 真に会いたい気持ちは募る･･･

２日目PM６時頃


圭子のスマホが鳴った。

真「もしもし、食事時ですか？

今から、お邪魔しても良いですか？」

圭子「まだ、誰も帰ってきてないから

彩香ちゃんと二人なの。

いつ来てもらっても良いわよ。」

真「では、今から会社を出ます。」

電話を切って、運転手に、

山名邸に向かうように告げた。

運転手「専務、良い匂いですね？

もしかして唐揚げですか？」

専務「そうだよ。

君は、社食の唐揚げ定食食べたことあるか？」

運転手「ありません。」

専務「そうか。唐揚げ好きかい？

好きなら、機会があれば、

一度食べてみなさい。

彩香の大好物なんだよ。

食堂のおばちゃんが、

彩香に持っていってほしいって、

退社時間を過ぎても、

待っていてくれて、

揚げてくれたんだ。」

運転手「彩香さんは、人気者ですね？」