この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
毒蜜喰らわば
第12章 イタコの孫が見通した、愛・・

「堀内さん・・なにを話したいんだろう?」
「さあ・・進もなにも言ってくれないの。でもね、何か調べていたわ。
昨日の土曜日には堀内さんと進が2人で出かけてさ、帰ってきてから
どこへ行ってきたのって聞いたら恋願神社だっていうのよ」
「えっ?恋願神社?」
あの日、すべては恋願神社に引き寄せられたのではないだろうか。
茂とミッドスクエアから蛍庭園にむかう時、はるか後方にある恋願神社に心が向いた。
その後、進と雅斗に偶然会って、雅斗は私と茂が出会った時期を聞いてきた。
私と茂の出会いは、恋願神社にお参りした直後。
あの神社にはなにかあるのだろうか?
私とかかわりでもあるのだろうか?
御神木で触れた手、色が変わってしまった御朱印。
それらすべて、恋願神社に原因があるのではないか・・
「わかった、堀内さんと話してみる。で、いつ?どこで会えばいい?」
「恋願神社で会いたいって」
「え?どうして?」
「よくわかんないんだけど、そこが一番話しやすいらしいの。
進も私も一緒に行くからあんまり心配しないで。今週の土曜日、都合どう?」
「うん、大丈夫よ」
土曜の2時に恋願神社の鳥居の下で待ち合わせと決めて電話を切った。
堀内雅斗はいったい何を話すのだろう?
イタコの孫は恋願神社で何を調べ何を知ったのか。
恋願神社。すべての答えはここにある。
きっと、間違いなく、ここから始まりここで終わるのだ・・・
「さあ・・進もなにも言ってくれないの。でもね、何か調べていたわ。
昨日の土曜日には堀内さんと進が2人で出かけてさ、帰ってきてから
どこへ行ってきたのって聞いたら恋願神社だっていうのよ」
「えっ?恋願神社?」
あの日、すべては恋願神社に引き寄せられたのではないだろうか。
茂とミッドスクエアから蛍庭園にむかう時、はるか後方にある恋願神社に心が向いた。
その後、進と雅斗に偶然会って、雅斗は私と茂が出会った時期を聞いてきた。
私と茂の出会いは、恋願神社にお参りした直後。
あの神社にはなにかあるのだろうか?
私とかかわりでもあるのだろうか?
御神木で触れた手、色が変わってしまった御朱印。
それらすべて、恋願神社に原因があるのではないか・・
「わかった、堀内さんと話してみる。で、いつ?どこで会えばいい?」
「恋願神社で会いたいって」
「え?どうして?」
「よくわかんないんだけど、そこが一番話しやすいらしいの。
進も私も一緒に行くからあんまり心配しないで。今週の土曜日、都合どう?」
「うん、大丈夫よ」
土曜の2時に恋願神社の鳥居の下で待ち合わせと決めて電話を切った。
堀内雅斗はいったい何を話すのだろう?
イタコの孫は恋願神社で何を調べ何を知ったのか。
恋願神社。すべての答えはここにある。
きっと、間違いなく、ここから始まりここで終わるのだ・・・

