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毒蜜喰らわば
第12章 イタコの孫が見通した、愛・・
「そう、美智がそう言うなら・・そうなんだって思うしかないよね・・
美智は結婚してるわけじゃないからさ、雅治さん以外の男と付き合ったって結婚したって
何も問題はないけど、もしも二股みたいな事してるならちょっとショックだなって・・」
こみ上げる感情を必死になって押さえこんだ。
二股をかけるような女だと思われる事よりも、
茂との関係が表だって話せない事に辛さを感じた。
何も言えず、荒い息づかいだけを電話の向こうに聞かせていると、
「実はね、今夜電話したのはその事が言いたかったからじゃないの。
堀内さんがね、美智と話がしたいんだって」と里佳子が唐突に話を変えた。
「堀内さんが?私に?」
話したい事がある・・
言われてすぐに、あの日のことだと察した。
一旦は挨拶して別れたのにわざわざ戻ってきて、私に聞いた。
茂と知り合ったのはいつ頃かと。
彼は、なにが気になっているのだろう。
私と茂の出会いになにか気になる事でもあるのだろうか・・
美智は結婚してるわけじゃないからさ、雅治さん以外の男と付き合ったって結婚したって
何も問題はないけど、もしも二股みたいな事してるならちょっとショックだなって・・」
こみ上げる感情を必死になって押さえこんだ。
二股をかけるような女だと思われる事よりも、
茂との関係が表だって話せない事に辛さを感じた。
何も言えず、荒い息づかいだけを電話の向こうに聞かせていると、
「実はね、今夜電話したのはその事が言いたかったからじゃないの。
堀内さんがね、美智と話がしたいんだって」と里佳子が唐突に話を変えた。
「堀内さんが?私に?」
話したい事がある・・
言われてすぐに、あの日のことだと察した。
一旦は挨拶して別れたのにわざわざ戻ってきて、私に聞いた。
茂と知り合ったのはいつ頃かと。
彼は、なにが気になっているのだろう。
私と茂の出会いになにか気になる事でもあるのだろうか・・