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毒蜜喰らわば
第2章 彼と私
今は結婚して子育てに奮闘中の里佳子に言われた言葉を思い出した。
自由すぎて、このまま楽できればって甘えてるんじゃないのか。
そう里佳子は言っていた。
「私なんかさ、3年目に突入してから結構な頻度で結婚をにおわせたからね。
そうするとむこうもだんだんその気になってくるし。
旦那の友達でも長々と付き合ってるのがいたけど結局彼女のほうがしびれ切らして
別れちゃったもんね。やっぱタイミングって大事よ」
その大事なタイミングを逃してしまったのだろうが、かといって
離れようとしない私達2人にとっては、
今のままでいることがごく自然になってしまったようだ。
・・まぁ、なるようにしかならないか・・
テーブルの上の倦怠封じ守を手に取って、
どうか御利益をくださいと胸にあてながらお願いした。
自由すぎて、このまま楽できればって甘えてるんじゃないのか。
そう里佳子は言っていた。
「私なんかさ、3年目に突入してから結構な頻度で結婚をにおわせたからね。
そうするとむこうもだんだんその気になってくるし。
旦那の友達でも長々と付き合ってるのがいたけど結局彼女のほうがしびれ切らして
別れちゃったもんね。やっぱタイミングって大事よ」
その大事なタイミングを逃してしまったのだろうが、かといって
離れようとしない私達2人にとっては、
今のままでいることがごく自然になってしまったようだ。
・・まぁ、なるようにしかならないか・・
テーブルの上の倦怠封じ守を手に取って、
どうか御利益をくださいと胸にあてながらお願いした。