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毒蜜喰らわば
第2章 彼と私
男2人で来ていた雅治とその友人はとても気さくで話もおもしろく、
その後彼らに誘われ行きつけだという多国籍料理の店へと流れて
さらに楽しい時間を過ごした。
雅治は、よかったら今度2人で、と
メルアドと携帯番号をコースターの裏に書いて渡してくれた。
友人の方は彼女がいるらしく、それに咲枝も里佳子も当時は彼氏がいたので、
私は遠慮することなく雅治の好意を受け取った。
その出会いからもう5年という月日が過ぎた。
オシャレ家電のデザイン・製造をしている中小企業で働く雅治の、
経済力には特に問題もない。
大手と比べてしまえばそれまでだが、私だって働いているんだし、
そういう問題で結婚しないのではない。
じゃあなぜかと尋ねられても、これといって理由は見当たらない。
しいて言えば、お互いを尊重しすぎているのか
自由が多いというのがメリットでもありデメリットにもなっているのかもしれない。
おまけに私自身も、彼に対して結婚結婚と詰め寄ることをしないで
ここまできてしまったから、余計にかもしれない。
その後彼らに誘われ行きつけだという多国籍料理の店へと流れて
さらに楽しい時間を過ごした。
雅治は、よかったら今度2人で、と
メルアドと携帯番号をコースターの裏に書いて渡してくれた。
友人の方は彼女がいるらしく、それに咲枝も里佳子も当時は彼氏がいたので、
私は遠慮することなく雅治の好意を受け取った。
その出会いからもう5年という月日が過ぎた。
オシャレ家電のデザイン・製造をしている中小企業で働く雅治の、
経済力には特に問題もない。
大手と比べてしまえばそれまでだが、私だって働いているんだし、
そういう問題で結婚しないのではない。
じゃあなぜかと尋ねられても、これといって理由は見当たらない。
しいて言えば、お互いを尊重しすぎているのか
自由が多いというのがメリットでもありデメリットにもなっているのかもしれない。
おまけに私自身も、彼に対して結婚結婚と詰め寄ることをしないで
ここまできてしまったから、余計にかもしれない。