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毒蜜喰らわば
第3章 夢から繋がる出会い
その笑顔に・・
なぜかときめきを覚えた。
彼は、どちらかといったらイケメンに含まれるだろうが、
そういうことじゃない、と思った。
はっきりいって、なんとなく、なのだ。
単純な、もはや理由とは言えないような理由だが、
私はそう感じてしまったのだ。
挨拶を済ませると川島さんは、ここの会社はどこに用具が置かれているか、
など自分がこれまでやってきた一通りの作業を楠木さんに教えながら進めていく。
床マット1枚、モップとハンディモップの換えをそれぞれ2枚を、
2人で手早く換えていく。
終わると受領書に私が印を押す。
そして彼らは帰っていった。
自分のデスクに戻ってから、少しの間ぼーっとパソコンを見つめた。
見つめながらふと昨日のお参りを思い出した。
御朱印の色、御神木で触れた手、そして・・
昨夜見た夢・・
なんだろう・・まさか、この偶然の出会いは・・・?
「稲村さん、これお願いします」
後ろから声をかけられて、我に返った。
「あ、はい、わかりました」
淀んでいた時間がすぐに動き出す。
電話の音、キーボードをたたく音。
日常の時の流れが私を現実の世界に引き戻してくれた。
なぜかときめきを覚えた。
彼は、どちらかといったらイケメンに含まれるだろうが、
そういうことじゃない、と思った。
はっきりいって、なんとなく、なのだ。
単純な、もはや理由とは言えないような理由だが、
私はそう感じてしまったのだ。
挨拶を済ませると川島さんは、ここの会社はどこに用具が置かれているか、
など自分がこれまでやってきた一通りの作業を楠木さんに教えながら進めていく。
床マット1枚、モップとハンディモップの換えをそれぞれ2枚を、
2人で手早く換えていく。
終わると受領書に私が印を押す。
そして彼らは帰っていった。
自分のデスクに戻ってから、少しの間ぼーっとパソコンを見つめた。
見つめながらふと昨日のお参りを思い出した。
御朱印の色、御神木で触れた手、そして・・
昨夜見た夢・・
なんだろう・・まさか、この偶然の出会いは・・・?
「稲村さん、これお願いします」
後ろから声をかけられて、我に返った。
「あ、はい、わかりました」
淀んでいた時間がすぐに動き出す。
電話の音、キーボードをたたく音。
日常の時の流れが私を現実の世界に引き戻してくれた。