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毒蜜喰らわば
第4章 祈りの効果
それがどうだ。
恋願神社にお参りに行った途端に、これだ。

雅治が手を引いた、というよりは私のほうが、彼の手をグイッと引いた。
それに対して雅治も流れるようにして歩を合わせ、
真昼のラブホは久しぶりだなと照れ笑いを浮かべながら私の手をギュッと握った。

そして・・
部屋に入ってからもここ最近味わったことのないほどの燃え上がり様で、
私は彼自身にむしゃぶりつき雅治に声をあげさせ、
私も久々にびっしょりと濡らされて、受け入れた時の快感に喜びの声を響かせた。

それもこれもみんな恋願神社と倦怠封じ守のおかげだと、認めている。
だが・・


「なんか・・ちょっと変な感じ、なんだよね」

「変?ってなにが?」

「ラブホテルの前にさしかかった時にね、急に体の中がカッと熱くなってね、
 それに・・まるで自分じゃなくなったみたいで・・」
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