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毒蜜喰らわば
第10章 現れはじめる変化
初めて愛し合ったあのホテルのエントランスを抜けることに、
懐かしささえ覚える。
薄暗い廊下から部屋へと入ると、その場で茂は私の唇を塞いだ。
ドアに寄りかかって私の体を支える茂の手は、しだいに動きの激しさを増す。
その要求に答えるかのように私も彼の体に自分の体を
押し付けるようにして愛撫をねだる。
もつれるようにしてベッドの上に倒れ込んだ私達は、
自身で身に着けている物をはぎ取り、熱りだした肌を擦り合わせた。
大きく足を広げ茂を受け入れようと喘ぎ声をあげる私。
彼の舌の動きに合わせて腰を振るだらしのない下半身。
その泉めがけて茂の硬くなった欲望が突き進んでくる。
切り開くように入り込んできた時の私の喜びは、
きっと涙に値する・・