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ヒメゴト《不定期更新》
第7章 童貞卒業
正面に座るミ◯ミを見て、
「あ…そうかな?」
「んだよセ◯ヤ、その反応!ミ◯ミちゃん高校時代も可愛かったけど更に可愛くなったよね。モテるっしょー」
サ◯ルがぐいぐいミ◯ミを攻める。
ミ◯ミはモデル並みにスタイルが良く、それでいて胸が大きく秀才だ。
モテないはずはない。
俺も顔だけは本当に可愛いと思う。
カ・オだけは!
俺は知ってるんだ。
こいつが陰で俺の事キモいだの死ねだの言ってる事!
俺がミ◯ミに何かした訳でもないのにだぞ?
今の今まで忘れたことなんてない。
こいつは性格が悪いんだってこと。
思っていた通り、同窓会はまるでここに俺が存在していないかのように進んでいった。
ミ◯ミも周りも誰も俺に話しかけてこない。
だが、俺に気を遣ってたまにサ◯ルが話を振ってくれたが俺は「うん」とか「ああ」とか気の利いた返事もせずにひたすら酒を飲んでいた。
だから飲み会が終わる頃には俺はかなり酔っ払っていて、テーブルに突っ伏していた。
そんな時、サ◯ルとミ◯ミの声が聞こえた。