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第2章 奴隷以外はいらない

あの日はなんだったのだろう……
あれから、たっちゃんは何も言ってこない。
あの話はなくなったとか！

あれから、2週間が過ぎた。　　
えっ、家の玄関の前に
知らない女の人……
あっ、たっちゃんの奥さん？？
結婚式で、一度だけ話しただけだから

『あの……何かご用ですか？？』
『横山かおりです……わかりますか？』
『たっちゃんの……ですよね？』
『はい……達也様からのおつかいで
来ました……』

達也様か……そう呼んでるんだ……
『汚いけど、どうぞ』


『おつかいって……？』
『これです。めぐさんが本気なら
これに後でサインしてもらいます。
奴隷契約書です。その前に、私が
色々説明しますね。めぐさんが本気なら、
まず、仕事を辞めてください。そして荷物を
最小限に、まとめてあとは捨ててください。
そして家に引っ越ししてきてもらいます』