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∮恋蜜度∮官能短編集
第5章 教師&生徒編 純愛
「……じゃあいいな?今、言ったところはテストで出るから帰ったら復習しとけよ!!」
「はーぃ!」
私立高校2年D組の教室で、次のテストの山を告げる。
歴史教科担任、陸上部顧問の 内田 友喜 先生。
28歳 独身‥
繊細で綺麗な顔立ちに似合わず中身はまったくの体育会系‥
男子生徒には兄貴的存在で休み時間になると職員室の先生の机の周りには恋愛相談で訪れる男子生徒が後を絶たなかった…。
そしてもちろん、そんな先生を女子生徒がほっとくわけもない。
歴史になんて更々興味のなかった女子達が休み時間を使ってまでこぞって歴史について質問しにくる。
「……あのなぁ、お前らしょっちゅう質問しにくる割に全然、成績あがんねぇってどーゆうことだ?頼むよほんとに…」
先生を取り囲む女子生徒達に先生は毎回、こんなセリフを吐いていた‥
「だって、内田ちゃんの授業、わかりにくいんだもん!」
「うわっショック!!
何それ?俺、やる気なくすぞ!?んなこと言ったら‥」
同じ質問を毎回繰り返す女子の頭を名簿表でパコパコ叩きながら説教する先生に、生徒達はだだをこねながらも嬉しそうに文句を言っていた。