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∮恋蜜度∮官能短編集
第5章 教師&生徒編 純愛
痛くても、そんなの苦にならないくらいあたしの上で息を乱す先生が可愛くて。
あたしの中で包み込んであげたい気持ちが溢れる
「‥ハァッッ‥っせんせ‥
好きっ‥‥あたし‥も‥」
「かおりっ‥//」
香織が俺を愛しそうに見つめながらしがみついてくる‥
痛いはずなのにやめて、なんて一言も言わず必死で俺の想いを受け止めてくれてる‥
甘くしびれる感覚を感じ俺は香織の躰の上に熱い想いを一滴残らず絞りきっていた
初めてあって目を奪われた──
すごく澄んだ綺麗な瞳‥
きっと心も澄んだ子なんだろうな‥
その瞳を見てそう思わずにはいられなかった‥
生きにくい大人社会に紛れ疲れた俺の心にすんなりと入り込んだ君‥
いつの間にか計算高くなってしまった子供達‥
普通に楽しいことを楽しいと感じれなくなった大人‥
そんな狭間で俺の心も知らぬ内に凝り固まり表面上での付き合いしか出来なくなっていた‥
深入りせずに当たり障りのない人間関係──
一線を引きまくった味気ない人生‥
その方が生きやすいと思った俺の心に君は意図も容易く住みついていた‥