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∮恋蜜度∮官能短編集
第5章 教師&生徒編 純愛
黒板の文字を一生懸命追う姿が好きになり、まるで自分を追ってくれてるかのような錯覚にも陥った
いつしかまっすぐに見据えられた瞳に俺を映して欲しい‥
澄んだその綺麗な瞳の中の住人になりたい‥
そんなことを願う自分に驚いたこともある‥
君のことを想うだけでくすんでた俺の心は浄化され光りを放つような気さえして…
傍に居たい‥
そう想うようになっていたんだ──
「‥香織
‥卒業したら…俺の帰る場所になってくれる?…」
香織は驚きながらあの澄んだ瞳で見つめ返し、小さな声で呟く‥
「白和え作って待ってる‥//」
「‥‥///‥」
照れながら微笑み、細めた瞳の奥には確かに‥
‥俺がいた‥