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∮恋蜜度∮官能短編集
第6章 自由蝶シリーズ[女の自慰特集]
二回もイッたお陰で心身のストレスも吹き飛んだ。やっぱり女もイき抜き(息抜き)って大事よね?
滞っていた筈の仕事がスラスラと進んでいく。

翌日、あたしは残業で片付けた書類を上司に提出した。

「はい、篠崎課長。こちら昨日の分です──」

「あ、いつも急に残業頼んで悪いね」

篠崎課長はすまなそうに詫びながら顔の前でごめんと手を立てた。

甘くて低い優しい声──。社内でも優しいと評判の篠崎課長がもしかしてとてもサディスティックな一面を持っていたら……。

あたしのオフィスオナニーのシチュネタは当分、篠崎課長で決まりね。

「さすが、いつも完ぺき!」

「有難うございます」

篠崎課長はあたしが渡した書類に手早く目を通す。

「ほんと毎回助かるよ、いつもすまないって思うんだけど、安達さん気持ちよく残業引き受けてくれるから頼み易くてさ」

「いえ、お構い無く。また有りましたら遠慮なく仰ってください」

ほんと優しい。残業頼んだあとのこのフォロー的な気遣いもあるから気持ちよく引き受けられるってもの!あたしは謙遜しながら笑顔で返した。

そんなあたしに篠崎課長は申し訳なさそうな顔を見せる。

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