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梅の湯物語
第9章 梅の湯のお梅さんになったわけ

お梅は庭に出た。



真っ青な夏の空が広がり


入道雲が沸いている



“もうこの空を見ても怯える必要はない“



ギラギラと照りつける太陽に眩しげに目を細めて


お梅は大きく息を吸った。





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