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梅の湯物語
第13章 関西からのお客さま
「達吉さん、味はどうだい?」

亮太が聞くと

「うーん、悪くはねぇが
 甘いもんは女の方が分かるだろう?」

そう言って女たちに饅頭と松茸チューブを渡す
淡い黄色にほんのり赤く染まった亀裂が妙に艶かしい。

「え?これを私らがやるのかい?」

女たちは顔を見合わせている

「やっぱり入れるより入れられる方がいいか」

達吉がニヤリと言うと

「バカなこといってんじゃないよ」

和美がバチンと達吉の頭を叩く。

「いてて...本気で叩かなくてもいいじゃねぇか」

達吉が頭を撫でる。


「面白そうじゃないかい」

と手を出したのは千鶴さん。

松茸を握る手もどこかやらしく、男たちの生唾を飲む音が聞こえてくる。

饅頭の赤い亀裂に松茸をあてがい

「んん」

と漏れる声に男たちが股間を押さえた。

プチっと先端から練乳が飛び出し

「あらやだ、やっぱり奥で出さないとダメだねぇ」

というトドメの台詞に鼻血を吹き出した爺さんも。

割れ目から垂れる練乳を赤い紅をさした唇から伸びた舌がゆっくりと救い上げ、千鶴の口に消えてゆく。
赤い紅の上に残った白い練乳が男たちの妄想を掻き立てる。

「ど、どうだい千鶴さん」

覗きこむ隆

ニヤリと笑った千鶴が

「隆はどう思うのさ」

と切り返され
思わず漏れた

「た、たまんねぇ...」

千鶴は微笑んで

「そういうことさ、亮太」

「は、はい」

千鶴の一声で新製品の発売決定!


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