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梅の湯物語
第3章 早朝営業は憩いの場
庄五郎は一人暮らし。
10年前に奥さんを亡くし子供たちに同居を勧められたが気ままに暮らしたいと一人を選んだ。

ひとッ風呂浴びて新聞を広げていると、連れ合いを亡くした人達が煮物や漬け物なんかを携えてやって来る。
その手土産を長テーブルに広げればちょっとした朝御飯が出来上がる。

それをつまみながら年寄りたちは誰々さんが亡くなったとか誰それさんが入院したとか近隣の最新情報を手に入れるのだ。

8時になれば子供や孫と同居する人達もやって来て
更にテーブルも会話も賑やかになる。

もともと混浴で育った人達だから
食べてる横で誰かが裸になって風呂へ行っても気にしない。

「あれ、博宗さんのチンポまたショボくれちまったんじゃないかい?」

と婆さんが言えば

「富美ちゃんのおっぱいもヘソまで垂れたなぁ」

何て言いながらみんなでガハハと笑っている。


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