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梅の湯物語
第5章 放課後保育もやってます
一通り子供たちの話を聞き
おやつでお腹も満たされた頃
「じゃ、宿題はじめるか」
爺さんたちが声をかける。
婆さんたちはテーブルを片付け
子供は宿題を広げる。
頭を抱えている子がいればそっと年寄りがヒントをくれる。
「そっか!」
それからまた問題を解く。
音読の宿題の子は年寄りのとなりで大声で読み上げ、もう何年も聞いている年寄りたちは教科書を暗記していてちょっとした間違いも
「あれ?そんなだったかね」
といって指摘してくれる。
親ほどガミガミ言わず、怒ることのないこの関係は梅之木町の学力水準を上げてくれる。
先生は宿題忘れのないこの町内の子供に手を焼くこともなく、親は一番の難題を町内中のひとが解決してくれるので親子関係も良好な家が多い。
おやつでお腹も満たされた頃
「じゃ、宿題はじめるか」
爺さんたちが声をかける。
婆さんたちはテーブルを片付け
子供は宿題を広げる。
頭を抱えている子がいればそっと年寄りがヒントをくれる。
「そっか!」
それからまた問題を解く。
音読の宿題の子は年寄りのとなりで大声で読み上げ、もう何年も聞いている年寄りたちは教科書を暗記していてちょっとした間違いも
「あれ?そんなだったかね」
といって指摘してくれる。
親ほどガミガミ言わず、怒ることのないこの関係は梅之木町の学力水準を上げてくれる。
先生は宿題忘れのないこの町内の子供に手を焼くこともなく、親は一番の難題を町内中のひとが解決してくれるので親子関係も良好な家が多い。