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梅の湯物語
第7章 湯上がりラムネをご一緒に
桜は荷物を抱えて店を飛び出した。

雅人が追いかけてくる。

「桜ちゃん、ごめん」

桜は泣いていた。
自分でもなんで泣いているのかわからない。
でも涙が止まらなかった。

「桜ちゃん!」

桜は後ろから雅人に抱き締められていた。

「桜ちゃん、ごめん」

小柄な桜は雅人のなかにすっぽり収まってしまう。

「桜ちゃん、ごめん」

雅人は何度も謝っている。

「もう...いいです」

「嫌いになった?俺のこと」

桜の頭上から雅人の甘い声。

桜は小さく首を左右に振った。

「よかったぁ」

雅人のホッとしたような声

そしてギューッと抱き締められる。

強く抱き締められるほど桜の胸は苦しくなった。


...なんで?
  彼女 いるんですよね

桜は言葉にしたかったけど
怖くて それを口にすることは 出来なかった。




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