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梅の湯物語
第1章 ようこそ梅之木町へ
風呂を出ると扇風機の前で涼んでいる人が手にしているのは
ラムネ
銭湯でラムネ?!
優くんは不思議に思って聞いてみた。
「湯上がりにラムネですか?」
「おうよ」
長椅子で新聞を広げていた隆が答える。
「コーヒー牛乳とかじゃないんですか?」
「は?銭湯の湯上がりといえばラムネだろ
コーヒー牛乳たぁ?
寝ぼけたこといってんじゃねぇよ」
そう梅の湯では飲み物はラムネ
梅の湯で育ったこの界隈の人たちは
世間の常識である
銭湯のコーヒー牛乳とフルーツ牛乳を知らない。
「お腹膨れませんか?」
優くんは不思議そうに聞く
「風呂上がりは炭酸だろ」
ゲプッっと息を吐き出して隆はにんまり笑った。
ラムネ
銭湯でラムネ?!
優くんは不思議に思って聞いてみた。
「湯上がりにラムネですか?」
「おうよ」
長椅子で新聞を広げていた隆が答える。
「コーヒー牛乳とかじゃないんですか?」
「は?銭湯の湯上がりといえばラムネだろ
コーヒー牛乳たぁ?
寝ぼけたこといってんじゃねぇよ」
そう梅の湯では飲み物はラムネ
梅の湯で育ったこの界隈の人たちは
世間の常識である
銭湯のコーヒー牛乳とフルーツ牛乳を知らない。
「お腹膨れませんか?」
優くんは不思議そうに聞く
「風呂上がりは炭酸だろ」
ゲプッっと息を吐き出して隆はにんまり笑った。