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梅の湯物語
第8章 金曜夜の商品開発会議
「ああ、話が逸れちまったな。
 それで?名物だったか?」

達吉が話を戻す。

「そう。富美さんの梅酒。
 どうかな?」

と雅樹

「どうかなっていってもそんなにたくさんは作れないだろ」

と隆

「俺たちの分が無くなっちまぁわ」

と健二

「富美さんに指南してもらって量産出来ないかな」

と亮太

「酒蔵を造るのかい?」

と幸子

「なんだか大きな話だな」

と健二

「たしか、辞めちまった小川酒造の酒蔵まだ使えるんじゃないかい?」

と敏子

「でも免許がいるだろ」

と知典

「そんなものはすぐに出るだろ
 な、隆さん。
 国税から天下って梅の税務所長だ。
 朝飯前だろ?」

と達吉がニヤリと笑った。

「だったらよ、達吉だって財務省でふん反り返ってねぇで予算出せよ」

隆が苦虫噛み潰した顔で言えば

「それは予算案のなかに紛れ込ませてくれればなんとでもするさ」

達吉がにべもなく言った。


実は梅之木町
高学歴が多いのと地下鉄で30分もかからず霞が関や大手町に出られるのでキャリア官僚や金融関係に勤めるエリートが多い。
共働きが多いのもバリキャリの女性が多いから。

もちろん一世帯あたりの所得も高いから
意外と梅の区は財政に余裕がある。





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