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ヒ ミ ツ に し よ う ね ?
第1章 瀬ノ尾まりあ
「お、お願いします!!」


「……名前は?」


目の鋭い人が


腕を組んで私を殺さんばかりに見た。


恐いよぉ……。


だけど。


ここで


怖じ気付いたら


だめ。


勇気先生……


あなたの勇気を


私に下さい!



「ま、まりあ!瀬ノ尾まりあです!15歳です!好きなものはカフェオレ!それから勇気先生っ!あっ!」

「ば、ばかまりあ!最後のは違う!だめだ!やり直し!」

「わ、わぁ、どうしよう!思わず!」



ふたりで


わたわた。



だけど



目の前の人相悪い人は


顔色一つ変えず



「そうですか。あなたは好きな人がいると」



私に目を向けてから


勇気さんに視線を逸らした。



「う……は、はい……」



どうしよう


アイドルは


恋愛禁止なのに……。


だけど


夜叉みたいな恐い人は


途端に口角を上げて。



「わかりました……ではこちらへどうぞ。詳しく話を聞きましょう」


「へ?」



ふたりで


きょとん


それが今となっては懐かしい。


あれから。


勇気さんとは卒業式以来


会ってない。


でも


わたしは大事に


指輪をしてる。


右手のピンキーリング


付き合ってない。


でも私の想い人。


勇気先生





いま


ステージに立って


笑ってるよ


見ていてくれてるかな?



「くすくす。瀬ノ尾まりあです!今日はいっぱい楽しんでいってね!」











ーーおしまいーー
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