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FUJITAYA
第2章 アラン模様の意味




「おばあちゃん、遅くまでありがとうね。」

 寝ているだろうおばあちゃんの部屋に向かって、小声で話しかけてみた。返事がないので寝たのだろう。


 悲しんでいる彼女を思い出すと胸が痛くなるが、自分に身体を預けてくれたことや、彼女の意外な一面を見ることができ、また明日も頑張ろうと思える。

 アラン模様を勧めたのは、もっとこの店に通ってほしいと思ったからだ。もっと会って、もっと彼女のことを知っていきたい。


「……きっとおばあちゃんにはバレてるんだろうな…」

「…頑張りなさい。」

「……。」

「己の欲のために、初心者に難しい柄を勧める意地の悪いところがあっても、要は私の孫。何も責めたりせん。」

「…責めてるようにも思うけど…」


 彼女の顔を思い浮かべるだけで、心が温まる。月を見ていると、くしゃみが出て、少し肌寒くなったと改めて感じさせられた。





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