この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
FUJITAYA
第6章 あなたを想って
「もしもし、美里ちゃん?」
「要さん、会いたいです」
「…えっ、美里ちゃん?」
家に帰って、すぐに電話した。こんなパンクしている私に大丈夫だと言って、抱きしめてほしかった。好きな人の前では良い格好していたいのに、要さんには頼ってしまう。
「そうですよ、会いたいんです。ダメですか?」
「何かあった?」
「ありました。でも、もう仕事で、色々限界だったんです。要さんと一緒にいれば、私、頑張れるから…もう会いたいんですけどっ、…まだダメ?」
要さんと電話で繋がっていることがすごく嬉しくて、泣いてしまいそうになる。少し嬉しそうに笑う声が聞こえて、もっともっとともどかしくなってしまう。
「美里ちゃん、そう言ってもらえるだけで頑張れそう」
「私は今のままじゃ頑張れないのっ」
駄々をこねる自分がすごく幼く感じるけど、もう止まらなかった。
「いつになったら会っていいの?」
「ん~、今週は厳しくて…来週の金曜は?いけそう?」
「…わかりました…」
「ははっ、本当にかわいい。」
声のトーンで気持ちが伝わるって、繋がっている感じがしてすごくいい。もっと早く会いたいと思ってたのに、声を聞くだけで嫌な気持ちもスーっと抜けてってしまう。
「美里ちゃん、俺ね、話したいこともあるし、渡したいものもあるんだ。楽しみにしといて。」
すっかり心が緩んでしまった私は寝落ちしてしまい、最後に要さんが話してくれた言葉もよく分からないまま眠ってしまった。
「要さん、会いたいです」
「…えっ、美里ちゃん?」
家に帰って、すぐに電話した。こんなパンクしている私に大丈夫だと言って、抱きしめてほしかった。好きな人の前では良い格好していたいのに、要さんには頼ってしまう。
「そうですよ、会いたいんです。ダメですか?」
「何かあった?」
「ありました。でも、もう仕事で、色々限界だったんです。要さんと一緒にいれば、私、頑張れるから…もう会いたいんですけどっ、…まだダメ?」
要さんと電話で繋がっていることがすごく嬉しくて、泣いてしまいそうになる。少し嬉しそうに笑う声が聞こえて、もっともっとともどかしくなってしまう。
「美里ちゃん、そう言ってもらえるだけで頑張れそう」
「私は今のままじゃ頑張れないのっ」
駄々をこねる自分がすごく幼く感じるけど、もう止まらなかった。
「いつになったら会っていいの?」
「ん~、今週は厳しくて…来週の金曜は?いけそう?」
「…わかりました…」
「ははっ、本当にかわいい。」
声のトーンで気持ちが伝わるって、繋がっている感じがしてすごくいい。もっと早く会いたいと思ってたのに、声を聞くだけで嫌な気持ちもスーっと抜けてってしまう。
「美里ちゃん、俺ね、話したいこともあるし、渡したいものもあるんだ。楽しみにしといて。」
すっかり心が緩んでしまった私は寝落ちしてしまい、最後に要さんが話してくれた言葉もよく分からないまま眠ってしまった。