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FUJITAYA
第6章 あなたを想って

 タイミングがいいのか悪いのか、仕事が忙しくなり、FUJITAYAに行く元気がなくなるほど、仕事に追われていた。

 新しく編み始めたマフラーは、ネイビーのアラン模様が入ったデザインにした。ケーブルはできるようになったけど、同じものを作るのもどうかと気が引け、模様が3つ入るようにした。
 編み始めた内に要さんがいない合間を縫って、先生に教えてもらったから、なんとか編み続けられていたが、ここまで行かなくなると合っているかどうか不安になる。


 マフラーを編みながら要さんのことを考えていると、何故か心が温かくなる。そして、次にきゅーっと切なくなる。
  落ち着いた声、優しい表情、彼の温かさが好きで、まだまだ知らないところもあるのかもしれないけど、要さんと一緒にいたいっていう気持ちが強くなっていく。
 
 一緒にいたいと思ったら、次は、会いたいとか、声が聴きたいとか、笑っている顔が見たいとか、どんどん要さんのことを好きになっていく。
 会わないのか、会いたいのか、気持ちが揺らいでいたところに、そういう風に考える時間を仕事に奪われてしまったから、タイミングがいいのか、悪いのか、というところだった。



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