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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第6章 昼と夜
仕事が終わり、眞多さんから貰った名刺に書いてある店を訪れた。
隠れ家的な静かな所にあるbarで、私もこんな所にお店があるなんて、今まで知らなかったくらいだ。
辺りのライトも薄暗くあまり人通りもない静かな場所だった。
お店には窓がないため中は、見えない。
入りにくい雰囲気だけど、私は勇気を出して店のドアを開けた。
中に入ると奥にカウンター席が見える。
何人かのお客さんが、静かにお酒を呑んでいた。
静かな店内は、薄暗くてゆったりとした音楽が、もうしわけ程度にかかっている。