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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第8章 嫉妬
「最近のお前、すごく顔色が悪いんだよ。頬に紅みはないし、青白くて…それに目にはクマもあるし…。今までは、あんなに健康的だったのに、この何ヵ月で何があったんだ?」
ジョーに心配されるほどに、私変わったかな?
自分では変わった気はしないのに。
「ジョーが気にしすぎなだけだよ。今までと変わらないよ。」
大袈裟だよと、笑った私の体をジョーが突然強く抱き締めてきた。
いつも友達と思っていたジョーに、今抱き締められている現実に、私は頭が混乱していた。
えっ?
何で?こうなったの?
混乱する私にジョーが、声を荒げて言った。