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甘い時間は2人きりで
第7章 ワンコと過ごす休日
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玄関先でわたげちゃんと一緒に春人をお見送り。
「掃除は一昨日したし、洗濯はもうしてあるから、部屋でゆっくりしといて」
「うん」
「欲しいものあったら、近くのスーパーに行ってね」
「何時くらいに帰ってくるの?」
「んー、7時くらいに帰れるかな?」
靴を履き終えると急にニヤニヤし始めた。
「な、なに?」
「いやー、今のやり取り新婚さんみたいやなって」
「…!ば、バカなこと言ってないで早く行かないと!」
「へへへ。じゃあ、いってきます」
チュッ
「!!」
「わたげー、おいで。いってきまーす」
わたげちゃんに頬ずりと鼻キスをして、ようやく仕事に行った。
新婚さんみたい…
ツンツンした対応しちゃったけど、案外悪くないかも…
不意打ちのキスを受けた唇を撫でながら、そんなことを思っていた。
シャツ一枚から着替えてリビングに行くと、わたげちゃんが不思議そうにこちらを眺めている。
『なんで居るの』って顔してる…
確かにいつも春人が仕事で出かけると、私も一緒に帰っちゃうからね。
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