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甘い時間は2人きりで
第9章 年下彼氏の甘い看病
猫舌な私に春人はペースに合わせてゆっくりと食べさせてくれた。
ゆっくりと用意された分を完食した。
「ご馳走さまでした…」
「はーい」
「春人、ごめんね。今日はデートだったのに…」
「気にしやんといて。疲れが溜まってたんやから。今晩一緒に居るから、俺にいっぱい甘えてな」
「今晩一緒」ってことは…泊まるってこと!?
「ダメ!移っちゃう!」
「大丈夫。もうレコーディングはひと段落着いたから」
「でも…」
「それに…移ったら茜さんが看病してくれるやろ?」
私のお世話はいいとして、わたげちゃんのお世話はどうするの?
「わたげちゃんは?」
「わたげなら大丈夫。俺の友達が見てくれることになったから」
「そっか…」
春人が食器を下げて行くと、枕元のスマホを確認した。
[大丈夫!?]
[何か欲しいものある?]
[生きてる!?]
[これから行くわ!]
私がメッセージを送ってから、すぐ返事があって、そこから私を心配するメッセージが10通ほど送られていた。
春人からのメッセージを読んでいると、嬉しくて胸の奥がジンと熱くなった。