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甘い時間は2人きりで
第10章 初めての1人エッチ

「南くんも凄いね。かなり当ててるじゃん」
「僕、昔から野球が好きで、バッティングセンターにもよく来るんですよ」
「へー。じゃあそろそろ、あのホームランを狙っていこうかなー?」


「ん?えっ、あの人って確か…」

ーーーーーーー

「あー、結局ホームラン当たんなかったなー」

取引先から戻る途中、痛みの残る右肩をさすりながら呟く。
昨日のアレのお陰で、少しは性欲も紛れてかな?

今日は金曜日か…
いつもなら春人の家にお邪魔するけど…そろそろエッチなこと云々より、春人に会いたいな…

「茜ー!」
「ん?あー、美咲!」
「仕事お疲れ様ー」
「ありがと、美咲は?」
「担当に新しい作品を読んでもらってたの。茜、時間平気?」

時間を確認すると、打ち合わせが早く終わったので、時間には比較的余裕があった。

「近くでお茶してかない?色々話したいこともあるし」
「ちょっとだけならいいよ」

2人で近くにあった喫茶店に立ち寄った。



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