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甘い時間は2人きりで
第10章 初めての1人エッチ
「俺は気にしてないよ。仕事で背中見せる機会無いから大丈夫」
「ん…」
「それに、茜さんが爪立てるくらい本気で感じてくれて、嬉しかったよ」
耳元で甘く囁かれ、顔が赤くなる。
「ふふっ、顔赤いよ?まぁ、俺もキスマーク結構付けちゃったし…」
キスマークをなぞる春人の眼差しに少し見えた、悲しそうな色。
「…春人、悲しそうな顔しないで?」
「そんなことないって…」
「でも…」
「……」
考えるような表情をした後、私に向き直った。
「えっと…茜さんって浮気してないよな?」
「……えっ!?」
何で、「浮気してる」って言うわけ!?
断じて浮気なんてしてないのに!
「浮気ってどういうこと!?」
「いや…バッティングセンターで男と2人で居てたんやろ?ギターの涼介が見かけて、俺に写真送ってきたから…」.
バッティングセンターって、南くんと行った場所…
「最近会えやんかったの、浮気してるからやって思ったら、胸の奥が焼き付きそうやった」