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甘い時間は2人きりで
第11章 同窓会

絵「『茜ちゃん』ってどういうこと!?」
「うう、気持ち悪いって…」
里「蔵本くんとどういう関係!?」
「んー、幼馴染み?」
里「聞いてないよ、それ!!」
「だって、聞かれなかったもん」

蔵本くんとは家が近所で、小学生の頃から一緒に良く遊んでいた。
皆に人気のある蔵本くんだけど、初めて会った頃は両親の不仲と離婚危機に巻き込まれて、元気の無い少年だった。
拓也とよく一緒に遊んだのも良い思い出…


「茜ちゃん」

挨拶回りが終わったのか、グラスを片手に私の隣に座った。

「元気だった?」
「うん。今何してんの?」
「今はヤシマコーポレーションで働いてるよ」
「あの大手の!?凄いなー。今度もしかしたら取引先として会うこともあるかもねー」


里「女子の憧れだった蔵本くんと間近で喋って…」
絵「茜ちゃん、良いなぁ…」
美「……ごめん、ちょっと席外すね…」

ーーーーーーー

「ふぅー、ふぅー…」

何やねんあいつ!
茜さんと近すぎやろ!?
茜さんもベロベロやし…
あんなエロい顔、俺以外に見せたらアカンやろ…



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