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第12章 仲直り？

「今回は諦めるよ。でも彼氏に泣かされたら、俺んとこ来てよ。いっぱい慰めて喜ばせてあげるから」
「えっ、え!?」

春人に負けない色気を漂わせてながら顔を近づけてきた。
空くんも結構エッチなんじゃ…

「もしかして、変なこと考えた？」
「…」
「ははっ、ごめん冗談。びっくりさせちゃったね」

紳士だと思ってた空くんの意外な一面にドキドキしちゃった…
てか、春人の方がセクシーだし…

「びっくりさせたお詫びに俺が支払うよ」
「いや、奢ってもらうよりも、悩みを聞いて欲しいんだけど…」
「なに？俺でよかったら話聞くよ」
「…彼のことなんだけど…」

それを言うと、空くんの表情が少し曇った。

「…今フッた男の前で彼氏の話はなー？」
「あ、ごめん…」
「ふっ、嘘だよ。話して」
「…最近、私が彼に当たっちゃって、今度会う時にどうやって謝るか、男の人が喜びそうな事が分かんなくて…」

言い終えると、彼は割り箸を置いて、腕組みをして考えた。

「んー、何でもいいんじゃない？」
「そんな曖昧な答えは…」
「1つあるとすれば、茜ちゃんが普段しないようなことをしてあげるのも彼氏は喜ぶんじゃないかな？」

そういうものなの？