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甘い時間は2人きりで
第12章 仲直り?

唇が触れそうな距離に顔を近づけて、春人としっかり目を合わせる。

「私ね、同窓会の間、ずっと春人のこと想ってたの。『このお店、初めて春人と来たお店だ』とか『この料理、春人にも食べて欲しい』とか『ここのワイン、今度春人と飲みたい』とか。アルコールでフワフワしてる時も、蔵本くんと話してる時も…

蔵本くんには申し訳ないけど、異性として見てないの、幼馴染み止まりなの。男の人をここまで好きになったのは春人が初めてだから…春人が思ってる以上に…私だって、春人のこと…大好き、だから…」

ああ、今すごく春人への好きな気持ちが溢れてる…
私の気持ちが伝わって欲しくて、強く抱き付いた。

「茜さん…」
「…なに?」
「おっぱい当たってるよ」

そこ!?
私の告白に対して感想は!?
まぁ、エッチの時に見せるニヤけた顔をしてるからいっか…

「…春人が元気になるように当ててるの」
「そっか。そうやな…話してたら、俺のも萎んじゃった」

言われてみれば、寝室に来た時には硬くなっていた春人のモノが、今はタオルの中で大人しくなっていた。
いや、元気になって欲しいのは、春人であって下の方じゃないんだけどな…



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