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甘い時間は2人きりで
第13章 大人なデート
目の前で焼かれる肉を眺めながら、茜さんと話をする。
「俺が居てない間、わたげのお世話してくれてありがとうね」
「別にいいよ。私だってわたげちゃんと過ごしたかったし、女子同士で楽しみたいもん。春人の部屋で寛ぎたいし」
「わたげも茜さんのこと大好きやからなー。茜さんが使ってるスリッパに抱き付いてるわ」
最近、茜さんが帰った後に、スリッパをケージ内まで咥えて、頬擦りしてるとこを見かけるようになった。
まぁ、俺のスリッパには抱き付いて、スリスリしてくれやんけど…
「何それ、見たい!」
「動画撮ったら、今度ラインで送るから」
「絶対見せてね!」
この様子は…寂しくないんかな…
俺は寂しいのに…
意地悪したくなって、シェフが後ろを見た隙に耳元で囁いた。
「夜とか俺のこと欲しくなったりしやん?ベッドで寂しくなって、1人で慰めたりした?」
「…っ!してないよっ」
「ホンマに?茜さんも溜まってるんじゃないん?」