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甘い時間は2人きりで
第13章 大人なデート
ギュゥゥ
「痛っ!」
からかい過ぎたか、お尻を思いっきりつねられた。
隣を見れば、拗ねた表情でサラダを口に詰め込んでいる。
「やめてよね…目の前に人が居るのに…」
「……」
「じゃあ、人が居てなかったら言っていいの?」
…という言葉が喉元まで来たが、無理矢理飲み込む。
これ以上茜さんの気分損ねたら、せっかくのデートが台
無しになりそうやから…
「ごめん、機嫌直して。お肉来たから食べよ」
「ん…」
程よくレアな状態が残るお肉には、焼き野菜が添えられている。
「こちらステーキに付ける自家製のソースと岩塩、ワサビとなっております。お好きなものを付けてお召し上がり下さい」
一口目は肉の味を楽しみたい俺は、岩塩を付けて肉を頬張った。
「んー…」
美味い…
こんな美味い肉、久々に食ったかも…
程よく肉の味が残る口内にビールを流し込む。
はぁ…最高やな…